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『包帯クラブ (天童 荒太)』
包帯

誰もが持つ心の傷。触らないでほしい。そっとしておいてほしい。
でも知らないふりはしないで。「誰にでもあることだよ。」なんて言わないで。
「それは傷だよ。」「泣いていいよ。」そう言ってほしい。

だから『ワラ』達は包帯を巻いていきます。誰かが心に傷を負った場所に。誰かが流した血の為に。「それは傷だよ。」と認めてあげるために。真っ白な包帯で手当てされた風景は、きっとどんな言葉よりも優しいから。
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テーマ:感想 - ジャンル:本・雑誌

【2006/05/14 19:33】 Book | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP
『号泣する準備はできていた(江國 香織)』
号泣

何年か前に直木賞を受賞した短編集です。確か、受賞して間もないころに本屋さんのベストセラーコーナーに並べられていて、表紙に惹かれてなんとなく買った覚えがあります。中3ぐらいのときかな?
最初読んだときは「こんなもんか」と思って読み流してました。はっきりとした起承転結がないんですよ。なにか事件が起こって主人公が巻き込まれて、ゴタゴタありながら見事解決したり、意外なラストがあったり…とかそんなのじゃない。どかかにいる誰かの日常をちょっぴり覗いてみた感じ。なんでもない、ほんの一瞬の1コマ。はっきり言ってそのときの私にはあまり良さが分からなかった。

だけどこの前本棚の整理をしているときに出てきて、なんとなく読み返してみたんです。短編集だから、一気にではなくて毎晩寝る前に1つずつじっくり。
そうすると、この本には読み返してみて初めて分かる良さがある。主人公はみんな女性。幸せなはずの日常の隙間に見え隠れする不安や、すれ違いが読めば読むほどくっきりと浮かび上がる。ストレートな言葉よりも、なんでもないちょとした描写から伝わる鮮やかな思いは本当にリアルで、あまりに切ない。文章力が高いってこういうことを言うんですね。
ついでに「冷静と情熱のあいだ Rosso」も読み返そうかな…
【2006/04/16 14:12】 Book | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP
『日常を笑いに…』
ももかん

本の中でもエッセイって割と好きです。私が始めて出会ったエッセイは(記憶の限りでは)小学校のときに読んださくらももこさんの「もものかんづめ」です。それまで「エッセイ」の「エ」の字も知らなかったのに、一気に虜になりました。
例えば私が同じ内容を私の言葉で書いたとすると全く笑えないと思うんです。さくらももこさんのどこか自虐的(?)でゆる~くて、でもインパクトのある文章は「ちびまるこちゃん」とはまた違った面白さがあります。日常とか思い出話をあそこまで笑いに変えられるってすごいことですよ。
同シリーズの「たいのおかしら」は友達からの誕生日プレゼントで、「さるのこしかけ」は自腹でゲットしました!読まずにはいられなかった…w他にも数冊読んだけど、笑いはもちろん、何か考えさせられる話もあって読むたびに好きになります…っていうかクセになりますw

テーマ:エッセイ - ジャンル:本・雑誌

【2006/02/19 19:38】 Book | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP
『まろ、ん?(小泉 吉宏)』
まろん

源氏物語って読みたかったけどとりあえず量が多い。人間関係もややこしい。でもやっぱり話は気になる。
この『まろ、ん?』はどんなに長い帖も全部2ページの漫画に要約されてて読みやすい。途中ちょこちょこ系図も載ってるし、なぜか光源氏が栗。絵も愛らしくて全体の話の流れをつかむにはちょうどよかったです。

それにしても平安貴族の価値観は私には理解できない…;
平安時代の美人の条件は色白で下膨れで一重で鼻が低くて髪が長くて真っ黒で…
母『あんた平安時代に生まれててもっと色が白けりゃもてただろうね。』
うるさい
【2006/01/27 18:11】 Book | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP
『東京タワー(リリーフランキー)』
リリー

私の中のリリーさんのイメージは『「ココリコミラクルタイプ」の隅っこに座ってて、たまにボソッとおもろいこというエロイおっさん』でした。
でもこの作品で知ったリリーさんはいろんなことに苦悩しながら、大きな愛を持ったオカンと一緒に生きていく「息子」でした。
「あぁ、そっか…」とふと気づかされる言葉がたくさんあって、それはリリーさんの言葉だったりオカンの言葉だったり誰かの言葉だったり…それはキレイゴトを並べたものなんかじゃなくて、なんだか心に響いた。

癌になったオカン。弱っていくオカン。その姿がどうしても癌に苦しんでいたおじいちゃんと重なって、最後のほうは本当に読むのが辛かった。
オカンに語りかけるリリーさんの言葉には優しさとか、悔しさとか、さびしさとか、溢れるほどの感情が書かれてて、勝手な話だけど自分の感情も重なって泣いてしまった。
【2006/01/25 19:38】 Book | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP
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